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合理的な思考や振舞いからそれる原因とは?

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                   発行 高橋 祐司

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━━【要約】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
 「ダイアネティックス」とは『心を通して」あるいは、
「魂を通して」という意味です。

(「~を通して」という意味の「dia」と、「心」あるいは「魂」という意味の
  「nous」というギリシャ語に由来します)。

 それは、調和の取れた公理体系であり、人間の振舞いや心因性の病気に
関わる問題を解決します。正気をより高めるための、効果のあるテクニックと
徹底的に検証された手法が組み合わせられたもので、これは望ましくない感覚や
不快な感情などを消去することによって行われます。
                「ダイアネティックス:科学の進化」より
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購読者さん

 ダイアネティックス協会の高橋です。
ご購読いただきましてありがとうございます。

初めての方は、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

今回は、ダイアネティックスの著者、L.ロン ハバード氏の
書籍「ダイアネティックス原論」から《逸脱》をお届けします。


(逸脱(aberration):ラテン語の「aberrare」(~から外れて迷う)、
ラテンごの「ab(離れる)と、「errare(さまようこと)」から来ている。
つまり、合理的な思考や振舞いからそれること、さらにダイアネティックスに
おいては、逸脱者が現在の環境について示す反応や困難を意味する。)


*文中の分かりづらい単語には用語解説を載せておきましたので
 ご参照下さい。

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《ダイアネティックス原論》から抜粋

            逸脱

 あらゆる種類のすべての「逸脱」がまさに同じ性質を持っています。
逸脱をもたらし、その性質を形成するのはエングラムの内容です。

さまざまなエングラムの内容は複雑さが、ひどく複雑な逸脱を説明します。

 エングラムに含まれるさまざまな命令は、心の基本ダイナミックの命令を
再活性化し、それに修正を加えながら、分析心の作用の仕方に異常な特徴を
与えます。

これらの特徴は、それを生じさせたエングラムが再刺激される度合いに応じて
慢性的あるいは散発的なもになります。

存在についての概念全体が、エングラムの内容を基にして成り立っているかも
しれません。

エングラムの中にある複数の命令の間にある矛盾、及び基本ダイナミックと
エングラムの内容との間にある矛盾が組み合わさって、行動のパターンを
つくり上げます。

 有機体があまりにひどく逸脱し、もはや自分を環境に適応させることが
できなくなると、その環境の中では狂気であると見なされます。

環境の変化で状態を緩和させることができるかもしれませんが、それ以上に
確実なのは、反応心の内容を完全に取り除いてしまうことです。

そうすれば、直面している問題を解決する分析心の能力は回復するでしょう。

 反応心のエングラムの内容と、それが個人の振舞いに及ぼす潜在的な影響力が
どのようなものであれ、必ずしも反応心が慢性的に再刺激されることを
意味するわけではありません。

とはいえ、反応心が継続して再刺激されている場合には、敵対的かつ誤った
データに基づいて問題を解決するように求められても、分析心にその任務を
果たすことはできないでしょう。

病気やケガがなく、生理的な精神遅滞に陥っていない心であれば、反応心を
取り除くことによって、正常に機能するように回復させることはできるでしょう。

ただし、インシュリンショック、前部前頭葉白質切断術、電気ショックなどの
ショック療法を受けたことのある人に関しては、現在までの実験的研究では

十分な観察に欠けるためにはっきりしたことはわかっておらず、暫定的に
病気のケースと同じ分類になることを付け加えておきましょう。

 人の合理性と非合理性は、その人が普段の環境の中で示す反応の範囲でのみ
評価が可能です。

しかし、反応心を持っている限り、その反応心を調べるまでは誰もが未知数です。
その人を調べ終えたのであれば、それと同じ方法で彼の心をクリアーに
することができます。

 反応心のエングラムには、間違いなく逸脱につながるいくつかの要素が
含まれているように思われます。

それには、個人の時間の感覚を狂わせ、それゆえ時間の軌跡を破壊してしまう
ようなエングラムの命令が含まれています。

このようなエングラムは、時間を持たない性質や知覚内容を再刺激要因として
持っているため、それ以降その人とともに留まります。

そしてこれらが、彼を時間の中で停止させたり、後退させたりするようです。

 慢性的に相違点が見えないようにする命令を含んでいるエングラムは、
とりわけ有害です。

なぜなら、そうしたエングラムは、あらゆるものをエングラム的な性質と
同等であると見なす傾向を持つために、その人は、慢性的にエングラム的な
思考をするようになってしまうからです。

 心は、類似点を見分け、相違点を観察する能力を利用することによって、
生存に関わる諸問題を解決する有機体です。

 分析心の連想する能力を破壊したり、一時的に停止したりするエングラムは、
まさに分析心の明らかな知性に最大の影響を及ぼします。

さらに、その内容に含まれている命令を使って相違点を認識する心の能力を
破壊しようとするエングラムは、深刻な逸脱を生み出すでしょう。

例:「男はみんな同じ」これが強力なエングラムの内容として受け取られると、
あらゆる男性を反応心に含まれている男性たちと同等であるとして関連付け、
苦痛を与える危険な存在であると見なしがちになります。

 逸脱は、どのような形にも、どのような様相にもなり得ます。
大まかなアナロジーとしては次のものが挙げられます。

「強迫観念」は、その有機体があることを「しなければならない」という
エングラムの命令であると考えられるでしょう。

「抑圧」は、その有機体があることを「してはいけない」というエングラムの
命令です。

「ノイローゼ」は、個人の能力や幸福を抑えている葛藤や感情的なデータを
含む感情の状態です。

「精神異常」とは、複数の命令が矛盾し、その環境が要求する極めて重要な
側面にも適応できなくなるほど問題解決能力が著しく低下してしまった状態です。

 こうしたさまざまな逸脱の現状すべてが、痛みによって強制された命令や
エングラムの内容によって生じます。

 ケガや病気によらない身体的な逸脱は、エングラムによって生じています。
そのような場合でも、病んだ人の反応心を完全に取り除くことによって、
その状態を改善することができます。

エングラムは、精神的な逸脱としてのみ現れることなく、同時に、多少なりとも
ソマティックという逸脱としても現れます。

エングラムの中のソマティックの内容を除去することは、その他の軽減を
得る上でも必要ですが、さらに腺機能の再調整、細胞の成長、細胞の抑制などの
生理的な修正をもたらすことができ、実際にそうした修正が起こります。




                      L. ロン ハバード



《用語解説》

逸脱(aberration):ラテン語の「aberrare」(~から外れて迷う)、
ラテンごの「ab(離れる)と、「errare(さまようこと)」から来ている。
つまり、合理的な思考や振舞いからそれること、さらにダイアネティックスに
おいては、逸脱者が現在の環境について示す反応や困難を意味する。

エングラム(Engram):個人、グループ、社会により経験された無意識と敵意を
含む、肉体的な苦痛の時間。その後、不合理で、再刺激され得るドラマ化として
存在する。


ドラマ化(dramatization):行動で表現すること。劇を演じるように自らを
表現すること。したがって、「破壊的なドラマ化」とは、反応心に含まれる
破壊的な経験を演じることを意味する。

ダイナミック(dynamic):力強いという意味のギリシャ語の「dunamikos」に
由来する。したがって、「存在のダイナミック原則」で使われるように
(存在あるいは生命の)動機付ける力あるいはエネルギーを与える力を意味する。

反応心(reactive mind):心の一部で、分析心を通過しない反射的または
反応的なデータを含む。それらのデータはドラマ化あるいは、逸脱を引き起こす
ものである。その思考過程において、A=A=Aという同一性の考えを用いる。
これは本質的に動物の思考作用である。

アナロジー:いくつかの点において似ているふたつのものを比較すること。
しばしば何かを説明したり、簡単に理解できるようにするために用いられる。

ソマティック(Somatic):心の逸脱に対応する生理学的な部分。
ソマティックはあらゆる逸脱に付随する。この用語は、治療において「肉体的な
苦痛」の代わりに使用される。なぜなら、「苦痛、痛み」という言葉は非常に
エングラム的な意味を持ち、また、その定義は苦痛を伴う知覚内容のすべてを
含まないためである。



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