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逸脱の伝染

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                   発行 高橋 祐司

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━━【要約】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
 「ダイアネティックス」とは『心を通して」あるいは、
「魂を通して」という意味です。

(「~を通して」という意味の「dia」と、「心」あるいは「魂」という意味の
  「nous」というギリシャ語に由来します)。

 それは、調和の取れた公理体系であり、人間の振舞いや心因性の病気に
関わる問題を解決します。正気をより高めるための、効果のあるテクニックと
徹底的に検証された手法が組み合わせられたもので、これは望ましくない感覚や
不快な感情などを消去することによって行われます。
                「ダイアネティックス:科学の進化」より


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  ②未知の国:心(探検家ジャーナル1950年冬、春号の中で探検家クラブより発行)

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  よろしくお願いいたします。
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__Name__さん

 ダイアネティックス協会の高橋です。
ご購読いただきましてありがとうございます。

初めての方は、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

今回は、ダイアネティックスの著者、L.ロン ハバード氏の
書籍「ダイアネティックス:心の健康のための現代科学」から
《逸脱の伝染》をお届けします。

 少し長いので前半と後半と2回に分けて配信致します。
聞き慣れない言葉には*がついており用語解説がありますので
ご参照下さいませ。
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ダイアネティックス:心の健康のための現代科学


           《逸脱の伝染》


 病気は伝染します。 病原菌は、人から人へと誰かれ構わず伝染し、
社会全体を徘徊します。

そして、*サルファ剤や*ペニシリンなどによって終止符が打たれるまでは、
辺り構わず広がり続けます。

 逸脱も伝染します。病原菌と同様に人を選ばず人から人へ、親から子へと
伝染します。

そして、ダイアネティックスによって手が打たれるまでその伝染は止りません。

 両親が逸脱していると子供も大抵逸脱していたために、昔の人々は遺伝に
よる精神異常が存在すると考えました。

遺伝による精神異常もありますが、それは実際に身体機能の一部が欠けると
いうところに止ります。

ごくわずかな割合の精神異常だけがこの範疇に入り、その徴候としては
精神的な愚鈍さや調整作用の欠如がありますが、これら以外の逸脱を
引き起こす性質はありません。
(これらの人々は、ケースを複雑にするような*エングラムを被ります。)

 逸脱の伝染の原理は至って単純で、凝った説明は必要ありません。

ダイアネティックスで、無意識の時間のみがエングラムを含み、無意識の
時間の長さやその深さの程度は関係しないことがわかりました。

人が無意識になっている時には、周囲の人々のそれぞれが、多かれ少なかれ
自分のエングラムの命令で反応しています。

事実あまりにも頻繁に、他の人の*ドラマ化によって無意識が引き起こされます。

したがって、ドラマ化している逸脱者によって*クリアーが無意識になり、
逸脱者のエングラムのドラマ化がクリアーの中にエングラムとして入り込むという
ことも起こります。

 このメカニズムは単純です。逸脱している限り、ストレスを受けると
エングラムをドラマ化します。

誰かにケガをさせて、ほとんど無意識にしてしまうようなドラマ化もあるでしょう。
そして、無意識に陥った人は、そのドラマ化をエングラムとして受け取ります。

 逸脱の伝染経路はこれだけではありません。麻酔にかかって手術台の上に
いる人であれば、その場にいる人たちの多少なりとも逸脱した会話に影響されて
しまいます。

会話はエングラムとして無意識の人の中に入ります。
これと同様に、事故現場ではその緊急性が人々のドラマ化を促すように刺激
するかもしれません。

そして誰かが事故のために無意識に陥ったなら、その人はエングラムを
被ります。

 両親が逸脱している場合は、間違いなく子供にエングラムを移します。
病気やケガをしている子供の近くでドラマ化された父親と母親のエングラムは、
バクテリアのように伝染します。

とはいえ、子供の反応バンクがすべて親のエングラムで構成されるという
わけではありません。

外部から家庭に入り込んでくるさまざまな影響があり、子供が無意識になって
いる時にそれらが入ることもあるのです。

また結局のところ、子供は固有の人格、選択力、独自の経験パターンを持つ
一個人です。

そのため、親と同じエングラムに親と同じように反応するとは限りません。しかし、
逸脱した両親が何らかの形で子供を逸脱させてしまうことは避けようが
ありません。

 社会の文化に存在している間違った考えや不完全なデータもエングラムに
なるために、無意識の人間を取り巻くすべての行動がドラマ化であるとは
限りません。

魚を食べるとハンセン病になると信じている社会があれば、この偽りの
データがエングラムの中に入り込み、遅かれ早かれ、魚を食べて本当に
ハンセン病のような病気にかかる人もいるでしょう。

 原始的社会は自然の猛威にさらされているために、文明社会よりも傷付つく
機会を遥かにたくさん持っています。

さらに、そのような原始的社会は誤ったデータで溢れています。さらに、
彼らの薬物の使い方や精神治療のやり方は、それ自体が非常に逸脱しています。

原始的な人々の中に存在するエングラムは実に驚くべき数に上ります。
再刺激的な場所を避けて、英語を教われば、たくさんの反応的なデータから
もたらされる災いからは逃れられるかもしれません。

しかし、故郷にいて精神病院に入れられることがないのは彼らの部族には
精神病院などないからに過ぎません。

原始社会の人々は文明人よりも数段逸脱していると言っても間違いないでしょう。
これは、原始的な集団を研究することを通して現代人を評価する人々が持って
いるデータよりも確かな経験に基づきます。

彼らの野蛮さ、進歩のなさ、病気の発生率など、こうしたものはすべて
反応的なパターンから来るもので、彼らの生来の人格からではありません。

逸脱者たちのグループと別の逸脱者たちのグループを比較したところで、
大したことはわかりません。

原始的部族では逸脱の伝染がずっと多くなることと、このような人々の
エングラムにある迷信的なデータは偽りであることのふたつから結論が
導き出されます。

そして、これが観察されたことであり、事実起こっていることなのです。

 逸脱の伝染は、両親の間に争いがあった逸脱者のクリアリングにおいて
簡単に観察できます。

結婚当初、母親はそれほど逸脱していなかったかもしれません。夫は彼女を
殴ったりすれば(結局のところドラマ化ですが)、彼女は反応的なパターンの
一部として彼の逸脱を取り込み始めます。

これは特に、両親の結婚直後あるいは直前に受胎した人をクリアーにしていく
時に顕著です。

父親は妻を殴ることを含めてあるドラマ化を始めるかもしれません。

そして遅かれ早かれ、彼がドラマ化している時に言うすべてのことが彼女に
影響を与え始め、彼女が並外れて安定した女性でない限り、彼女はそれらを
自分のものとしてドラマ化するようになるかもしれません。

やがて子供が生まれると、彼女がその子に対してドラマ化するように
なるでしょう。
このようにして、子供は絶えず再刺激を受ける状態に置かれていくのです。

 伝染という観点から見ると、誕生は最も注目すべきエングラムのひとつです。
母親と子供がともに同じエングラムを被ります。

違っているのは、痛みのある場所と無意識の深さだけです。

陣痛の時、誕生の時、それから取り上げられるまでの間、医者や看護婦や
他の人々が母親に言った全てのことが、反応バンクに記録され、母親と子供に
全く同じエングラムを与えます。

             
                          続く

                   

                         L.ロン ハバード

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《用語解説》

サルファ剤:かつてさまざまな細菌による感染症を治療するために
使われた薬物

ペニシリン:細菌が原因となって生じる感染症や、深刻は病気の治療に
使用される強力な薬品。

エングラム(Engram):個人、グループ、社会により経験された無意識と敵意を
含む、肉体的な苦痛の時間。その後、不合理で、再刺激され得るドラマ化として
存在する。


ドラマ化(dramatization):行動で表現すること。劇を演じるように自らを
表現すること。したがって、「破壊的なドラマ化」とは、反応心に含まれる
破壊的な経験を演じることを意味する。

クリアー(CLEAR):最適な状態にいる人。もはやエングラムを持っていない
状態。

クフ王:(紀元前26世紀に在位した)エジプトの王で、世界最大の
ピラミッドの建造者。そのピラミッドは、「大ピラミッド」として知られ
そこに彼は埋葬された。

専横:[名・形動]好き勝手に振る舞うこと。また、そのさま。わがまま。
       -大辞泉より-

キー・イン(key-in):文字通り、「キー」とは電子的な接点を開閉したり、
スイッチを入れたり切ったりするための手動の小さな装置のこと。
ここでキー・インとは、活動を休止していたエングラムが活性化されて今や
回路に入れ込まれた状態を説明するために使われている。

ニネベ:古代アッシリア帝国(現在の北部イラク)で人口の最も多かった、
最古の都市。(紀元前700年頃)。そこには、運河や水路、大通り、庭園、
宮殿、そして周囲を取り囲む12キロの壁といった精巧なシステムがあった。

ボールダー・ダム:合衆国のアリゾナ州とネバダ州の州境のコロラド川沿いに
位置するダム(現在は「フーバー・ダム」と呼ばれている)。このダムは、
工業技術における偉業である。高さ221メートル。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。
__Name__さんのお役に立てることを願っております。


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                        高橋 祐司

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